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【コラム】8月29日の夜、工場の隣の畑が水没していました。

business6139
9月8日
読了時間: 3分


2026.09.08

これが、8月30日の坂井市の朝でした。


翌朝、坂井市にある丸岡工場の駐車場にある隣接した農地。農地と駐車場の間には農業用水路がある。浮いている茎のようなものは、近くの田んぼの稲刈り収穫後の残骸 田んぼも農地も冠水してまだ改善されていない
翌朝、坂井市にある丸岡工場の駐車場にある隣接した農地。農地と駐車場の間には農業用水路がある。浮いている茎のようなものは、近くの田んぼの稲刈り収穫後の残骸 田んぼも農地も冠水してまだ改善されていない

8月29日の夜から30日にかけて、福井県に記録的な大雨が降り続きました。気象庁はレベル5の大雨特別警報を発令し、24時間降水量は観測史上最大を記録。約30万3千人に緊急安全確保が出されるほどの状況でした。

私たちの丸岡工場がある坂井市も、その中心にありました。


1|工場の隣で、何が起きていたか

翌朝、工場に向かうと、隣の農家さんの畑が水没していました。

秋の収穫シーズンを目前に控えたタイミングのことです。毎日新聞の報道によれば、坂井市内の農家ではビニールハウス20棟が浸水し、約500万円の収穫機が水没した農園もあったといいます。トマト、ベビーリーフなど十数種類の野菜が、一夜にして出荷できない状態になっていました。

「ここまでひどいことになるとは思っていなかった」という農家さんの言葉が、胸に刺さりました。


2|実った野菜が、行き場を失う

大雨の後、市場ではこんなことが起きやすくなります。

表面に傷がついた野菜、泥水に浸かったもの、形が変わってしまったもの。食べられるのに、見た目の基準を満たせずスーパーに出せない「規格外品」が、一気に増えていくのです。農家さんが何週間もかけて育てたものが、天気ひとつで行き場を失ってしまう。青果仲卸として50年以上この仕事を続けてきた私たちが、ずっと見てきた現実でもあります。


3|だから、捨てない。

私たちが塩蔵茄子の開発を始めたのも、同じ問いからでした。

規格外のナスを、どう活かせるか。曲がっていても、大きすぎても、食べられる野菜を捨てたくない。その思いが、漬物経験ゼロからの1年間の開発へとつながっていきました。

工場の隣の畑が水没していたあの朝、改めてそう感じました。丹精込めて育てたものが、一晩で失われてしまう。その現実の前で、私たちにできることがあります。規格外になっても、傷がついても、食べられる野菜を捨てない。農家さんが作ったものを最後まで活かしていくことが、地域で生きる仲卸の仕事だと思っています。


まとめ

✅ 8月29〜30日の大雨で、坂井市の農家さんに甚大な被害が出た ✅ 弊社の丸岡工場も坂井市にあり、隣の畑が水没していた ✅ 大雨の後は規格外品が増え、行き場のない野菜が生まれる ✅ 農家さんが作ったものを一つも無駄にしない。それがこの仕事の原点



マルミ青果株式会社 / 青果物の仕入れ・加工・卸販売

記事:マルミ青果株式会社 広報 WATANABE



 
 
 

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